第1管理地の草花(2007年春)
第一管理地では、林床のアズマネザサなどの刈払いによって林内が明るくなり、いろいろな植物が見られるようになりました。
タチツボスミレ(スミレ科)
4月7日
里山で普通に見られるスミレです。ツボは庭の意味で、庭で見られ茎が立つスミレが名前の由来。
タチツボスミレがまとまって咲いている箇所も見られます。
ニオイタチツボスミレ(スミレ科)
4月14日
タチツボスミレに似ていますが、花の色が濃く、香りがあるスミレです。
マルバスミレ(スミレ科)
4月14日
白い花のスミレです。葉が丸いのが名前の由来。第一管理地の隣接地にありました。
ムラサキケマン(ケシ科)
4月7日
少し湿ったところに生えます。唇型の花を多数付けています。
ジロボウエンゴサク(ケシ科)
4月7日
スミレが太郎坊、本種が次郎防。エンゴサクは漢方薬の名前だとか。類似種にヤマエンゴサク、エゾエンゴサクがあるようです。
フデリンドウ(リンドウ科)
4月14日
花が筆の穂先に似るのが名前の由来。類似種にハルリンドウがあり、根元の葉が大きいのが特徴のようです。
ジュウニヒトエ(シソ科)
4月14日
白い花が多数着いています。この優雅な名前は、花が重なって付くことが由来。
ミツバツチグリ(バラ科)
4月14日
日が当たる道沿いで、黄色い花を着けました。葉は三出複葉で、奇数羽状複葉のキジムシロと区別ができるようです。
ミツバツチグリ(バラ科)
5月19日
ミツバツチグリの実が赤く実りました。
ヤマユリ(ユリ科)
4月7日
葉は1枚の段階です。光が当たらないところでは、このまま1枚でとどまるようです。ヤマユリではないかと見ていますが、大きくなって見ないと定かではありません。
ナルコユリ(ユリ科)
5月3日
花が連なって咲いているところがホウチャクソウとは異なります。ナルコユリ(又はアマドコロ)と思われます。
ホウチャクソウ(ユリ科)
5月3日
こちらは花が2つ咲くホウチャクソウ。
ホウチャクソウの実が2つ着いています。
6月16日
ホトトギス(ユリ科)
6月2日
秋には、きれいな花を着けてくれるでしょう。楽しみです。
フタリシズカ(センリョウ科)
5月19日
花が2本に分かれて咲くのが名前の由来。林内の比較的暗いところにありました。
ユモトマムシグサ(里芋科)
4月21日
この仲間は、似たようなものがいくつかあります。これは、葉が掌状複葉で、仏炎苞は緑色。
ユモトマムシグサ(サトイモ科)
5月3日
暗い林内でも育つようです。
マムシグサ(サトイモ科)
4月21日
こちらも複葉ですが小葉の数は多くなっています。
マムシグサ(サトイモ科)
5月19日
仏炎苞は紫色のたて筋が入ります。
ドクダミ(ドクダミ科)
6月16日
おなじみの花ですね。
ハエドクソウ(ハエドクソウ科)
6月16日
物騒な名前ですが、その名のとおり毒があるようです。林内の薄暗いところに生えています。小さな花も咲いています。
ヒヨドリジョウゴ(ナス科)
6月16日
ハエドクソウのそばにありました。花期は夏のようです。名前だけでなく、葉の形にも特徴があります。
目次
第1管理地
草花
樹木
第2管理地
草花
樹木